首のこりと動脈硬化

【首のこりと動脈硬化】

中年以降になると、コルステロールや、ストレス、運動不足これは一般的ですね

近年では長時間のパソコンやスマホによる同じ姿勢からの

胸椎・頚椎のゆがみからの筋肉の硬直など多くみられ

いろんな要因で血管に負担をかけています

最近増えているのが頸動脈硬化症、首の動脈硬化です。

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心臓から押し出された血液は、動脈の中を勢いよく流れます。

血管の分かれ道などでは、強い血流が激しくぶつかるために

血管の壁に傷ができ、動脈硬化も起こりやすくなります。

動脈硬化が起こっても、自覚症状はほとんど現れません。

動脈血管の断面積の80%までつまっても、

自覚症状が現れないことさえあるそうです
首の動脈硬化は、脳梗塞や、心筋梗塞を起こしやすい状態にも

なりやすいそうです。

初期の自覚症状として現れるのは、めまいや立ちくらみです。
後ろを振り向いたときなどに、めまいや立ちくらみが起こるのは、

首の動脈硬化が起こっていることを表す代表的な症状の可能性
もっとも、健康な人でも、首を前に倒した状態から

急に首を立ててまっすぐ上に向けるとめまいを感じる場合があります。
これは内頸動脈と外頸動脈の分岐点が刺激されて、

一時的に脳の血流が不足して起こる頸動脈洞反射と呼ばれる現象です。
首の動脈硬化が起こっている人は、同じ動作をした場合、

健康な人に比べてかなり脳の血流が不足するため、

頻繁に立ちくらみやめまいが起こるようになります。

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■首のこりに要注意

首の動脈硬化がもう少し進行すると、首を動かさなくても

めまいや立ちくらみが起こるようになってしまいます。
首の動脈硬化が進むと、首のこりやだるさを感じるようになります。

めまいとともに、首に強いこりが出るようになった場合は、注意してください。
また、首の脈に異常を感じる場合もあります。

手の人さし指と中指で、頸動脈の脈を感じる部分に触れてみましょう。

耳から真下に下がったところのあごの角から、指の横幅約3本分後ろ
そこから同じ長さだけ下がったところにくぼみがあります。

ここが首の脈を感じる場所です。

頸動脈が正常なら、脈拍はドクッ、ドクッと規則正しく打たれます。

ところが、頸動脈の硬化が進むと、脈が小刻みに震えたり、

ふつうの脈拍のあとに小さい拍動が起こったりすることがあります。
首の動脈硬化が進んで脳が血流不足になると、片方の手がしびれたり、

舌がもつれたり、食事のときに箸を落としたりすることもあります。
脳が血流不足になって、一時的にこうした症状が起こることを
一過性脳虚血発作と呼びます。
一過性脳虚血発作そのものは危険なものではなく、すぐに解消します。
大切なのは、一過性脳虚血発作は脳梗塞の前ぶれである可能性もあるということです。

一過性脳虚血発作を起こした人は、1ヶ月以内に20%、1年以内に50%の人が

脳梗塞を起こしたという報告もあるそうです

首の動脈硬化が進むと、視力が一時的に低下し、
めまいや立ちくらみをはじめ、これらの症状が現れたときは、
首の動脈硬化が起こっているおそれも。

寒い冬、水分を摂る機会も減り、暖房などで乾燥し血液も濃くなっています

こまめな水分摂取や栄養過多などに注意しましょう

たかが首のこり、油断は禁物のようですね